油絵とは キャンバスなどに油絵具(顔料を乾性油で練ったもの)で、描いたもので、艶があり表現が豊富である。中世からルネッサンス以降 隆盛となり現在でもよく使われています。色彩をぼかしたり、また絵具を塗り重ねてゆくとより深い味わいがでます。 描いている途中でも修正可能ですが、絵具が乾くまでには時間がかかります。
水彩画とは 水溶性の絵具で描いたもので、色の濃淡は水の加減で調整ができます。透明水彩絵具は色の透明度が高いため、重ねると下の色が透けてみえるますが、不透明水彩絵具(ガッシュ)は下の色を覆い隠すことができ、暗い色の上にも明るい色をのせることができます。
アクリル画とは アクリル絵具で描いたもので、明るい発色で絵具の乾きが早く、重ねてゆけば油絵のようにも見え、また水で薄めれば水彩のようにも 見えます。また保存性も高いです。
テンペラ画とは 油彩がよりも古く、西洋の絵画で広く使われてきた。経年による劣化が少なく数百年前に制作された作品が、今日でも鮮明な色彩を保っています。 通常、顔料に卵黄を混ぜた絵具で描く。絵具同士を混ぜ合わせることはできませんが、速乾性があり、乾燥すると強固な耐水性のあるものになります。
パステルとは 見た目はクレヨンのようで、粉末の顔料に樹脂を混ぜて固めたものです。描く時には再び粉末の状態に戻します。乾く時間も 気にすることなく自由に色が塗れますが、絵具のように混色することは出来ないのと、簡単に修正することが出来ません。
岩絵具とは 様々な色の鉱石を砂状に砕いた絵具です。天然ものは高価なため、発色、耐久性ともほとんどかわらない、 人口の新岩絵具が主流です。接着剤となる膠(にかわ)と混ぜてから使います。
銅板画とは 銅板を引っ掻いたり、また腐食させて溝を作り、その銅版にインクを塗った後、溝に詰まったもの以外 のインクを拭き取ってから紙に写しとる技法です。版形式は凹版。彫り方によりエッチング・アクアチント・ドライポイント エングレービング・メゾチント等がある。
シルクスクリーン もしくはセリグラフともいわれてます。枠に張った絹やナイロンなどの幕(スクリーン)の網目をふさぎ、 ふさがれてない部分だけからインクを下に押し出して印刷する技法です。版形式は孔版。
リトグラフ 版には石版(石灰石)などを使用し、油性のクレヨンやインクで直接図版を描きます。その上にアラビアゴム液を かけると、水と油の反作用でクレヨンで描かれたところにだけ液が残るので、プレス機で圧力をかけて作品を刷る方法です。 版形式は平版。
木版画 木の板に彫刻刀を用いて、絵柄を彫っていきます。版画技法としては歴史が古く、日本では縦に木を切った板目木版が 主流ですが、西洋では木を輪切りにした木口木板を用いています。版形式は凸版。リノカットもこれに含まれる。
ジークレー 版は使用していない高画質デジタル印刷。ミクロの粒子を噴射し、7万色以上の豊かな発色は微妙な色の変化や、 繊細な線のタッチまでも再現することが出来るため、原画に近い版画制作が可能です。